5講 注入容器 スピード撹拌&レジンキャストのロスを減らす道具

この容器を表記するのに、少し困りました。

(注入容器の使用実演は前回の動画で!)

フランクフルトを食べる時、「ちょっとケチャップ取って!」で、「はいよ!」と渡される容器。

大体ケチャップ、マスタード、あれ、それ、あそこの、、、あれ、的な三人称で、容器の名詞はまず呼称されません。

ですので、検索をかけるにも、何と入れて調べたら良いものか困り、、、

で、何とか調べた結果、この容器の称号は「ソースディスペンサー」と言うものと判明しました。。。

 

でも名前が、長い、分かり辛い、、、これでは、名前全省略されても仕方ないなァと、取り止めもなく考えながら、今日の本題に入ろうと思います。

 

この注入容器、取り敢えずここでは、「ディスペ君」と呼称する事にしましょう。

 

で、このディスペ君、蓋、ボディ共にポリエチレン製で100円ショップにて購入。

キャストを使うにはなくてはならない道具の内の一つですが、加工はと言えば、

「先っちょを切ってセロハンテープをちょっと巻いただけ」

の物です。

特別な加工はしておりません。が、

ただテープの巻き方には、ちょっとしたコツが要ります。

 


セットの仕方。

 

1 先端を大胆にカット!

大体内径が3〜4mmになる様にします。

 

 

 

2 セロハンテープ

幅の広めのテープ(私は18㎜のテープを使ってます。)を10cm位切り、後で剥がし易いように少し折ります。そして、かなり縦目に角度を付けて先端部にくっけます。

 

このテープの角度、、ホント「真っ直ぐ!?」に近いくらいの感じで、角度を付をつけて貼り付けてください。

 

 

3 巻き付け

先端部の傾斜に沿って巻いて行きます。すると、勝手に細い先端が出来ていきます。

角度が悪いと先端が思った口径にならずにテープが折り返してしまいますが、その場合はまた新しくテープを足しても、全く問題ありません。

テープを途中から巻き足せば、トッキトキの先端になります。

 

 

4 先端加工

トッキトキの先端を、自分の欲しい口径(このパーツの場合は1.5〜2mm程度)にカットします。

あまり細すぎると、キャストが出づらいので、最低でも1.5mmは欲しいと思います。

 

5 仕上げ

離型剤を蓋・容器の内側にシュッと一吹き。

 

これで完成です。

 


「ディスぺ君」のミソは4つ!

 

1  A液B液を合わせてからの攪拌が効率的で、スピーディ!

2  攪拌からの注入が、とてもやり易くスピーディ!

3  後処理が楽で、レジンキャストの無駄が少ない!

4 ディスペ君が朽ちるまで、再利用可能!

 

などなど、大絶賛の道具でございます。

量産するために型まで作って取り組むのですから、ロスするものは極限まで減らす!

コレに限ります。

 

以前は私もポリエチレンのコップ等でA液B液を混ぜていました。

が、湯口が小さい型にはスポイトで取って注入しており、時間的な事もそうですが、コップに残る多めのキャスト(分量ピッタリでは掬いきれないので多めに作っていた)や、1~2回で使えなくなるスポイト・かき混ぜ用の割りばし等、本当にもったいないと思っていました。

ロスの事もそうですが、この方法を考案してからは、何よりA液B液の攪拌が早く均一的で、完成するプラスチックパーツのクオリティーが安定しました。

レジンキャストは時間が進むにつれて粘度が増すのですから、如何に早く攪拌から注入に移行できるかが、自作における高い品質・精度を確保するポイントとなるのです。

 

「ちょっと大げさじゃないのか?、、、」

「たかがソースディスペンサーの先っちょに、テープを巻いただけなのに、、、」

 

と思われるかもしれませんが、後処理においても硬化後のキャストが剥がれやすく、適度に柔らかいポリエチレン製のディスぺ君は、実に良いです。

 

なくてはならない物なのに、名前すら覚えて貰えない、、、そんなディスペ君に大いなる親近感を抱きつつ、次回に続きます。

 

 

神の谷の割り下

 

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