4講 注入動画  キャストを効率良くシリコーンに注入する方法

 

前回、成型の作業前の準備を書きましたが、今回はその準備を経て突入する、成型作業の動画をお見せします。

出来ればスピーカーを”ON”にしてご覧下さい。

 

動画 注入動画A

 


解説

 

動画内のストップウォッチでは、A液とB液が接触してから注入完了まで約130秒。

変なところでカメラを意識したりして、段取りが頭から飛び、オタオタしている所が何か所かありますので、それを差し引くと作業自体は概ね120秒と言っていいと思います。

前講までは「作業時間180秒」が前提で書きましたが、この動画撮影の時はよりによって180秒モノの造形村EXキャストが無くなってしまい、、、
この冬買ってしまった120秒用のキャストを使っておりまして、実はあまり余裕がありませんでした。

(ボークス造形村のキャストは120秒ものと180秒ものがあります。)

ただ、このキャストの時間指定は「硬化が始まる時間の目安」時間であって、時間が経ったから即アウトという訳ではないので、ある程度キャストの充填が終わっていれば、少し過ぎていても大丈夫でしょう。

ま、細かい事はさておき、まずは注入の一連の流れ、ご認識いただけたと思います。。。

 

、、、、動画のクオリティーはさておいて、、、、

 

あまり器用ではない私が、限られた時間の中で、作業を上手に完了させるためには、どうしたら良いか。。。

クオリティー高く、(割と)精密なパーツを作る為にはどうしたら良いか。。。

高価なキャストのロス・シリコーンの使用量を出来るだけ少なくするにはどうしたら良いか。。。

それを安易最安で実行するためにはどうしたら良いか。。。

 

この一義(四義?)の為に、自分で書くのもなんですが、変てこりんな装置工夫を考えて、シュポシュポ、ブルブル、超アナログ的な技を盛り込んだのが、この工程です。

 


レジンキャストの成型法

 

ウィキペディアによると、レジンキャストの成型方法は大きく5つ。

  • 重力注型法

型の上から樹脂を流し、樹脂の重さによって型の中に樹脂を行き渡らせる方法。「流動性の悪い樹脂だと型のすみずみまで樹脂が行き渡らない」「気泡が残留することがある」といった欠点を持つため、あまり精度が高いものは作れない。

  • トップゲート方式

樹脂を流し込む湯口からつらなる注型口 (ゲート) を型部分の上部に誘導し、樹脂を流し込む方式。注型口そのものが空気抜きになることが多くシリコーン型も小さくすむ反面、注型口を大きくしなければならず、原型のディテールを損なう場合がある。また注型時に気泡が発生しやすい。

  • アンダーゲート方式

樹脂を流し込む湯口からつらなる注型口 (ゲート) を型部分の下部に誘導し、樹脂を流し込む方式。注型口とは別に空気抜きの穴を設けなければならないため、型割りが複雑になるうえシリコーン型が大型になる。しかし注型口は比較的小さくすることが出来、原型のディテールが複雑な場合は効果的である。

  • 真空注型法

鋳型と樹脂を真空槽の中において減圧し、その後大気圧に戻すという方法。流動性の低い樹脂を使うことができ、型のすみずみまで樹脂が行き渡ることなどもあり、高い精度の成型品を得ることができる反面、真空ポンプや真空槽などの設備が必要になる。

  • 遠心法

上下に分離する円盤状の型を作り、中心に樹脂を注いでからターンテーブルで回転させる事により樹脂を遠心力によって細部まで行き渡らせる方法。

 

―ウィキペディアー 検索ワード「レジンキャスト」より、抜粋・要約。

 


「神の谷のバキューム法式」について

 

動画などでよく紹介されているのはアンダーゲート方式です。ただしこれは、シリコーンの使用量がとても多くなってしまい、やっていてドキドキします(^^;。

それで重力注型法トップゲート方式に切り替えると、気泡の混入・キャストの行き渡り不足に阻まれて、欲しいクオリティーのパーツを手に入れることができないという憂き目に合います。

真空法は、高価なポンプが必要で、遠心法は大がかりな装置を自作しなければ出来ません。なかなか、お金を掛けたくない人向きの方法ではありません。。。

、、精密さを取るか、お金の掛からない方法を取るか、、、成型とは、見えない所に結構お金がかかる作業なのです。

・・・・・・・

で、私のそれは、この5つの方法の中ではどの方法にも当てはまっておりません。。。

しいて言えば「トップゲート方式」の亜種的な方法になるかとも思いますが、それともまた違うように思います。私の手法、ポイントはシコシコが決め手のバキュームですので、「バキューム方式」、なんて名付けようとも思いました、が、、ただ、こういった呼称の手法は他にあるかもしれず、かぶるのもアレなので、、、

「神の谷のバキューム方式」

とでも、呼称しようかと思います。

(でもなんか恥ずかしいので、後で替えちゃうかもしれませんが、、、基本、貧乏くさい方法ですし、、、(*^^*))

ま、こうして作ったパーツたちは、バラして、バリを取り、やすりをかけてきれいなパーツに仕上げます。そして次の時、余っている液体のキャストを接着剤がわりに使って組み立て更にやすりがけをしてつまみん棒は完成します。

今後この作業も、このブログで掘り下げていきます。

今回は接着の部分の動画は省略しました(初の動画で余裕がなかった!)が、これもその内このブログ内で動画化出来ればと思っております。

 

つまめば開き、離せば閉じる。

 

これは一体、何に使うものか!?、、、

 

は、また置いておいて、次回からここで使ったへんてこりんな装置や工夫、掘り下げていこうと思います。

 

手始めに、これやります^_^。

 

 

神の谷の割り下

 

―感謝―

今回の動画はフリーの動画編集ソフト「AviUtl」を使わせて頂いております。
動画編集初挑戦ですので、編集の拙さは笑ってスルーしてください。

それにしても、この「AviUtl」、使い易さやすさといい、出来る事の幅の広さと言い、全くもって恐るべきフリーソフトです。

このブログを作ろうと思い立った時、動画の必要性を感じてフリーの動画編集ソフトを探し、このソフトと出会ったのですが、このソフトは個人が最初の開発を行い、そのソフトを使った人たちが、それがさらに良くなるようにプラグインソフトを開発し、どんどん良くなりながら現在に至るという、崇高な変遷をたどってきたソフトのようです。

普通も、他も、有料の動画ソフトも全く知らない私をして、このソフトの開発に携わった多くの人の志高い気概を感じることのできる本ソフト、本当に感謝の念を抱きながら、今後も活用させて頂ければと思います。

また、動画に使った音源も、版権フリー、商用利用可でネットに提供されているものを使わせていただきました。

とても高いクオリティーの楽曲が多く、うれしくてついワル乗りに盛々込んだので作者様の想いとはづれた使い方をしていると思いますが、作曲者の方々におかれましては、その点、平にご容赦頂ければと存じます。

使用した楽曲はコチラ!

last-war  battle1       Reviival      Worldsend     ⇒  music-note.jp

(Music-note様は、曲名とファイル名が違っているようで、上記の楽曲はファイル名で書かせていただいております。)

Chime06      魔王魂

 

G線上のアリア  クラッシック名曲サウンドライブラリー

 

作曲するのも、音起こしするのも、アレンジするのも大変な作業だと思います。

これらの方々のセンスと心意気と時間への感謝と、活かし切れていない後ろめたさを抱きつつ、また使わせていただきたい思いますので、よろしくお願いいたします。

 

音楽素材提供:

Music-Note.jp URL:http://www.music-note.jp/

魔王魂 URL:https://maoudamashii.jokersounds.com/

クラッシック名曲サウンドライブラリー URL:http://classical-sound.seesaa.net/

 

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