11講-2 レジンキャストを使う時の注意点2

今回は前回の続き、レジンキャストを使う時の注意点を書きますが、例によって取扱説明書に書いてあるような重要な事は書きません。ただ、1回は意識した方が良い事なので、お付き合いください。

では、スタート。!

4 作業する時はボロ着の事。または、キャストが付着しても後悔しない服装で作業しましょう。


レジンキャストは、衣服の様な布類に一滴でも垂れるともう取れません。直ぐにしみ込んで、拭いてもすべては取り切れません。垂れた所だけカチカチになって、しかも白くなるというよりは、色が沈み、ズッと湿っているような、滲みシミのような感じになります。

そして大抵の場合、滴が垂れるのは、お股の所か、内ももの辺り、、、

それが男性の場合、例え本人が気にしていなくても、、

結構、致命的です(^^;

周囲の視線が、男目線でいうと

 (おいおい、ちゃんとしぼり切ってから、しまえヨ、、、、)

という、蔑(さげす)みのまなざしとなり、

女性目線でいうと、、、

、、、、、

  ああ、想像できません、、、、

そんな惨事になる前に、

誰にも見せない、見られない、見られても構わない服装で、

挑みましょう。

5 作業場所の養生


そして、服装だけでなく、場所も大切です。

間違ってキャストが飛び散っても大丈夫な場所で、もしくは飛散しそうなエリアを、机・椅子・床を含めて完璧に養生した上で、、、作業に取り掛かるよう、心がけて下さい。。。

特に椅子の座面と床!

椅子には専用と決めた椅子か、専用と決めた座布団かバスタオルを敷いて使うようにし、床も、1m四方で良いから何か敷くようにしてください。

カーペットなら即アウト。フローリングでも垂れて細かい木目に入ると、レジンキャストはまず取り切るのは難しいです。

やっている本人は真剣ですし、楽しいですから別に気になりませんしかまいませんが、、、家族の目線は、一概にそうとも言い切れません。

特に、賃貸住宅の場合ですと、一気に家庭不穏の原因になりかねません。

この辺りの気配りは、その後の自作ライフの存続にかかわることなので、大げさすぎると思わず、確実に実行してください。

ただ、敷くもの、「なんでも良いので」とは書きましたが、、、新聞紙や模造紙では、「肝心な時に破ける」「滑る」「準備・片づけが面倒」等でお勧めはしません。

鉄壁なのはクッションフロアー。ホームセンターで計り売りの物を買ってきて、作業の時に敷くようにすると、使わない時には丸めて置いておけるし、いろいろと都合が良いです。(私はこの方法でやってました。)

はさみで簡単に切れますので、ご自身の環境に適した形でカスタマイズ出来ますし、ガッと敷いて机の脚に挟むか、養生テープでコーナーを貼れば、安定感も出易いです。

トルエン系(シンナーなど)には弱いかもしれませんが、ま、作業後速やかに拭けば、大丈夫です。

どうせ汚れるものですから、お金を掛けたくもないですし、安い物で十分だと思います。

ただ、、、

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(安い所だけでなく、少し値が張っても、良さそうなお店も入れてみました(*^^*)

私がホームセンターに買いに行ったときは、1.8mの丸太の様なクッションフロアーを、クルマがないので自転車で担いで持って帰りました。。。

数メートル分買ったので、バランスは悪いわ、通行人には当たりそうになるわで、それはもう本当に危なかったです。

クルマがない人は無理しないことをお勧めします。

 


 

注意点の部は今回で終わらせるつもりでしたが、、まだ書き足りないので次回もう1回、書きます。

よくまあ、こんな取るに足りないことを、こんなに膨らませて書けるものだと自分でも感心しております、が、舐めて掛かると痛い目を見るのがレジンキャストです。

例えばフローリング。

賃貸住宅を借りる時、契約書に借主が原状回復義務を負う条項が盛り込まれるのが通例ですが、東京では「賃貸住宅紛争防止条例」(通称;東京ルール)という条例が有り、これによって退去時及び入居期間中の住宅の損耗について、どの場合、誰がどれくらい負担して、修復・原状回復するかをガイドラインとして示しています。

不動産業者はこのガイドラインに原則従って契約時に取り決めをし、そして退去時に、その取り決めに沿って原状回復費の負担割合を決めていきますが、このガイドラインの大きなツボの一つに、「減価償却」という考え方がります。

「殆どの物」には償却期間が定められていて、償却期間を過ぎたものは、原則として入居者の過失(故意・重過失はその限りではありません)が有っても1円の価値になるという考え方です。

壁紙を例にします。

壁紙は償却期間が6年間。入居時に2万円かけて玄関周りの壁紙の張替をしましたが、ちょうど3年後に退去する事になったとします。
子供が小さく、ベビーカーを出し入れしている内に玄関周りの壁紙が擦れに擦れ、汚れ、破れ、3年しか経っていない壁紙を交換しなければならないとなった場合、借主の負担は50%の1万円、貸主の負担も50%の1万円となります。(張った時と価格が一緒として)。

解説すると、壁紙が借主のベビーカーで「擦れて汚れて破れて」なので、100%借主の過失になり(ただし重過失ではない)、負担割合は借主さんが100%となります。
ただし、減価償却分は家賃に含まれているので、6年償却の内3年分、つまり50%は貸主がもうすでに貰っているという考え方で、残りの50%を借主が払うという事になります。

このケースだと、例えば退去が6年後となった場合、貸主は壁紙の減価償却分の全額マイナス1円、借主から頂いている事になるので、張替費用の実費は借主からは頂けまれません(ただし、3年の場合も6年の場合も、その部分を補修して原状回復するという事なら、補修費は全額頂けます、変な話ですが、、、)。

。。。なぜか、全然違う話になってしまって、読者置いてきぼりの真骨頂ですが、、、

お話したかったのはここから!

先ほど朱字「殆どの物」に償却期間があると書きましたが、

フローリングは、原則として償却期間は有りません!

つまり、減価償却無しです。

ですから、レジンキャストをこぼした事が原因で、とか、変な薬品こぼしちゃったせいで、部分補修ではどうにもならず、全体としてフローリング張替になってしまった場合、杓子定規にいえば、フローリング張替費、全額負担となる可能性が有ります。(最悪の、極端な例ですが、、、)。

フローリング張替は、壁紙とは比べモノにならない位高額になります。

シャレになりません。

・・・・・・・・・・・

ふう、、いつの間にか、あとがきの例え話の文字数が、本編よりも多くなっている気がしますが、、、要は、レジンキャストを使う時は、用心してくださいという事です。

賃貸の場合、フローリングは本当にリスキーです!

今のところ、私自身は大きな粗相(そそう)はしてませんが、やってしまった場合、「一気に家庭不穏」が現実味を帯びることでしょう。

何が起きるか分からないのがレジンキャストでの成型作業、、、

備えあれば憂いなし

これに尽きると思います。ご用心くださいませ。

 

神の谷の割り下